【読書感想】喜多川泰「上京物語」を読んだ話
皆さんお疲れ様です、キックボクサーのハチマキです。
皆さんこんにちはで毎回始めてみてましたが、こんにちはじゃないときに読む場合違和感あると思ったので変えてみました。
今回も本の感想など。今回はこちら。
- 作者: 喜多川泰
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 4人 クリック: 93回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
こちらも何年か前に読んだものの再読になります。今回はKindleで。自分の本名も作者と同じ「キタガワ」なのですが、単純なのでそれだけで親近感が。
前半は「祐介」という人物が主人公として進みます。
祐介は「成功」「幸せ」を漠然としながら追い求めるも気づくとラットレースのような状況に陥り疲弊していき…という物語。
実はそれは大学に進学するため上京する「祐輔」に父親が贈った小説でした。
後半は「祐介」のようにならないようにするためには…という父から祐輔へのアドバイスが手紙として書かれています。
以下後半部分の見出しから引用。
・ やぶるべき一つ目の常識の殻 -幸せは人との比較で決まる-
・やぶるべき二つ目の常識の殻 -今ある安定が将来まで続く-
・やぶるべき三つ目の常識の殻 -成功とはお金持ちになることだ-
・自分の価値観を持つ方法1 「時間」を投資する
・自分の価値観を持つ方法2 頭を鍛える
・自分の価値観を持つ方法3 心を鍛える
・やぶるべき四つ目の常識の殻 -お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ-
・やぶるべき五つ目の常識の殻 -失敗しないように生きる-
詳しくはここでは書きませんが、読んでみて僕が感じたこと。
二つ目の常識「今ある安定が将来まで続く」の部分を読んで。
まあ会社勤めだったらそういう常識にとらわれるのもまだわかりますが、僕に関して言うと、怪我やら病気やらでキックボクシングの試合をコンスタントにできなくなる可能性があるなんて当たり前のことだし、それでもどこか自分は大丈夫だろうとたかをくくっていた面はあります。
最後の試合から7か月以上たち、「あ、真面目にお金節約しないと…」と気づいた次第です(今更感)
「心を鍛えるのも筋トレと同じ」というくだりは当時も本当にそうだなあと納得した記憶があります。
おおまかに全体をまとめると、世間一般のモノサシに左右されずに、自分の本当にやりたいことをやった方が良いし、結果的にそっちの方が幸せに生きれるよってことでしょうか。
本にも書かれてましたが、もちろんその考えが絶対的に正しいというわけではないと。
自分も大学卒業してからこうやってキックボクシングをやりながら生きてきて、客観的に見て普通よりはそういう常識に縛られない人生を歩んできてると言えそうですが
それでもいまだにここで書かれているような常識が頭をもたげることはあります。
でも本心ではそれに縛られたくないから、後押しをしてほしくてこういう本を読むんだなと思います。
この本の内容も今後の道を選ぶ際にひとつの参考にしたいと思います。
10代~20代前半ぐらいで読むのが一番良いのかなと思います。そんなに長い本でもなく読みやすいですし。
本の最後に大学時代に読むオススメの本の一覧のようなものもあったので読んでみようかと思います。とっくに大学卒業してるけど。
本の内容とは関係ないんですけど、東京に住み始めて7年ぐらい、その前も埼玉で首都圏にずっと住んでいるので、上京という感覚はわからないんですが。
逆にどっか首都圏以外の街で暮らしてみたい気持ちはありますね。色々なところに短いスパンで暮らしてみたい。
以上ですっ!
終わり